綾・照葉樹林マラソン

毎年10月開催

大会開催要項 (ランナーズHP大会ガイド)
大会レポート (I Love Miyazaki 2003年宮崎のマラソン大会紹介)
綾町観光案内 (綾町役場 HP)
   
〃     (酒泉の杜 HP)
リクルート【宮崎・青島】 見る情報遊ぶ情報

綾町の紹介

綾城 IMG_0815.jpg IMG_0768.jpg IMG_0778.jpg IMG_0798.jpg
  IMG_0753.jpg

IMG_0761.jpg      綾 町
  ~ 

●綾町の歴史と伝統 : 宮崎平野の扇の要であり、薩摩・肥後(熊本)に抜ける入口でもあるためこの地方は奈良時代から交通の要所となっていた。中世のころ、日向の国は伊東、島津、土持の三氏による争いが続き、綾の郷は伊東氏の勢力下にあった。約660年前、綾に城が建てられ町が形成され、伊東氏48城のひとつとして重要な拠点となる。その後、伊東氏が島津氏との戦い敗れると、島津氏の配下に入る。綾城は、江戸時代の一国一城令により廃城となるまでの270年余り日向の国の山城の守りとして重要な役割を果たしてきた。
 本庄川の上流に位置することから、藩政時代は川船を利用し現在の宮崎市内の城ヶ崎を経由し様々な物が行き来した。綾からは、米・大豆・木炭・楮など、城ヶ島からは、茶碗・なべ・農機具・塩などが運ばれたと言う。
 日本一の刀鍛冶職人と呼ばれた田中国廣が生まれた町。今でも多くの伝統工芸が受け継がれ、さまざまな工房が点在する。古い歴史が伝えた工芸品とともに、有機野菜などのこだわりのある物づくりの里として今未来に目を見据えている。

●綾町の産業・名産品 : 水稲・有機野菜栽培・果実(みかん・ぶどう・キウィetc)・各種工芸品(陶芸・木工品・竹細工・ガラス工房・綾つむぎ)・焼酎(雲海・大河の一滴・綾セレクション・日向木挽)・綾ワイン・清酒綾錦

●綾町散策 : 綾町の高台にそびえる綾城は約660年前の木造三階建ての山城を再現したもの。江戸以前の時代に建てられた城を忠実に再現しているのでコンパクトで日本各地にある城とは少し変わった趣がある。城内ではこの地域の歴史も紹介されている。同じ敷地内には各種工芸品づくりを体験できる綾国際クラフトの城があったり、地元で作られた工芸品を販売しているお店もある。綾を感じ取りたい方は是非とも訪れたい。役場と隣接した町の中心部には、ほんものセンターがあり、有機農産物はじめ、味噌、醤油といった加工食品、工芸品などを販売している。どれもこれも綾町の人の手のぬくもりを感じられる品物ばかりだ。晩御飯のおかず用に綾の清らかな水で育った野菜を買っていくのもいいだろう。
 ハーフコース脇でもある
酒泉の杜では、清酒・焼酎・ワインの試飲販売、各種工芸品の販売を行っていたり、温泉浴場などがある。地ビールを飲みながら食事もできる。
 スタート地点の近くには、世界一高い
大つり橋がある。初めて綾に来た方は照葉樹の森を感じる意味でも渡ってみよう。ただ、かなり来ているので(高さが)、高いところが苦手な人はご覚悟を・・・。250mのつり橋を渡ったら照葉樹林の広がる森の中を歩きながら眼下の渓谷を渡り、駐車場へ戻ってくることができる(40分ぐらい)。

●綾町への交通 : 宮崎市内から約25km、福岡市内から約250km 車で4時間(九州自動車道利用・小林インターOUT)、鹿児島市内から約150km 車で2時間(九州自動車道利用)、大分市内から約180km 車で4時間(国道)、宮崎空港からバスで1時間30分~2時間【空港→宮交シティ12分(多数/日)、宮交シティ→綾60分(15本/日)、宮崎交通 綾・酒泉の杜行き(12本/日)、綾バス停から会場の綾町自然休養村公園まで約3km】
  IMG_0828.jpg
  IMG_0826.jpg   IMG_0773.jpg
  IMG_0808.jpg
IMG_0786.jpg
IMG_0790.jpg IMG_0777.jpg IMG_0814.jpg IMG_0820.jpg IMG_0767.jpg

                                                     orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif            orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif orange_ball.gif

綾照葉樹林マラソンの紹介


●コース概要 : 受付は綾町自然休養村公園となっているが、ハーフのスタートはココからバスで移動した本庄川(綾南川)上流の大つり橋の近くになっている。照葉樹林が広がる自然の真っただ中で標高も高い。
 スタート後5kmぐらいは谷が深い山中の県道のワインディングロードを走る。ずっと下り坂であり、森林浴気分で気持ちよく走れる。初めは勾配がきついのでスピードの出し過ぎの方に注意したい。次第に坂の勾配が緩くなってきて、7km付近から綾南川沿いの土手の道に入っていく。視界がだんだんと開けて左手には綾町郊外の畑が広がり、右手の川の対岸には山が迫った景観に変わる。酒造所もある酒泉の杜の横を通過する。お酒のほのかな香りが漂い、思わず寄り道してしまいそうになる。町郊外の集落や畑の中を走った後、16km付近から町の中心部へと入っていく。町役場・ものつくりセンター横の交差点を右折すると左手に鳥居が見えてくる。18km辺りのきついところではあるが、この付近からは高台に建つ綾城を見上げることができる。19km付近には水車が回り、のどかな田舎の雰囲気を出している。
 記録からも判るように上り坂がほとんどなく、豊かな森・のどかな田園風景・美しい町中を走れ、おまけにお酒の香りまで嗅ぐことのできる欲張りなコースとなっている。

●大会の生い立ち : 折しも好景気の真っただ中だった昭和62年、綾町ができて55周年の記念に何かイベントを始めようと綾町役場とテレビ宮崎が手を組んだ。いろいろ検討した結果、綾町を象徴する照葉樹林をアピールできるマラソン大会の開催が話し合いで決まった。初回は20kmで、コースは現在のものと同じだ。テレビ宮崎ではスポンサー集め・広告・冊子作りなどを行い、綾町では大会運営を取りまとめている。
 町では花を育てて町民に配ったり、有機野菜を栽培するなど自然生態系を守り育てる町づくりを行っている。このような活動から漂う居心地のいい町の雰囲気と、自然の中を思いっきり走るコース設定で全国レベルでも人気の大会に成長してきた。5km・10km・ハーフ合わせて5000人もの選手が集まってくることでもそれを証明していると言えるだろう。

●温泉・銭湯 : ◆酒泉の杜・綾温泉 1000円、ゴール会場から約5kmの距離。

●エイドステーション : 水・スポーツドリンク・バナナ

●2004年大会記録
参加人数  
ハーフ:1573名 

ハーフ

総合順位

男性

女性

1位

1:09:14

1:27:39

2位

1:09:52

1:28:23

3位

1:09:53

1:28:45

4位

1:10:35

1:29:17

5位

1:10:38

1:36:17

6位

1:11:13

1:38:20

7位

1:11:22

1:39:37

8位

1:11:26

1:42:20

9位

1:12:19

1:43:27

10位

1:12:23

1:44:01

コース上の景観
IMG_0816.jpg
本庄川(綾南川)土手