別府大分毎日マラソン

毎年2月開催

【【 別府大分毎日マラソン公式 HP 】】
大会開催要項 (ランナーズHP大会ガイド)
大分市観光案内 (大分市役所 HP)
     〃    (大分市観光協会 HP)
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  〃   【別府】 見る情報遊ぶ情報

大分市の紹介

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IMG_4205.jpg      大分市
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●大分の歴史と伝統 : 日本一石仏が多いことからも分かるように豊後国は古くから仏教文化が浸透していた。奈良時代、現在の大分市の南側に全国でも指折りの規模の七重塔が建設された。現存する中で最大の東寺五重塔(江戸時代)をもしのぐものだった。戦乱の時代には大友氏が豊後国を統治しており、現在の大分市に居を構えていた。大友家は元来新しいものに柔軟で早くから朝鮮中国と交易を行い、最盛期の藩主 宗麟(そうりん)の時代には南蛮貿易に対しても積極的に動いた。ザビエルをこの地に招き、いち早くキリスト教を受け入れた『キリシタン大名』としても有名。
 大友氏による豊後統治は江戸時代に入る前に終焉を迎える。秀吉の朝鮮出兵で大友家が失態を演じたため除国され、豊後は多くの小藩に分割された。大分の歴史の中で大きな分岐点のひとつと言える。
 現在の大分の風土のひとつに寛容で柔軟なことが上げられる。大友家の国外を問わず新しいものを吸収する家風と大分の地の利を合わせて実践された国内外との交易の歴史。さらには江戸以降小藩に分割されたことにより一国支配がなされなかったことが影響しているのかもしれない。現在大分市は九州で2番目の規模の工業地帯を抱え、九州経済の一翼を担っている重要な地域となっている。

●大分の産業・名産品 : 九州第2位の工業地帯(鉄鋼・化学・石油等基礎素材産業・IC等の加工組立産業)・稲作・麦・ニラ・オオバ・ミツバ・パセリ・しいたけ・タケノコ

●大分散策 : 大分を訪れたら高崎山自然動物園を訪れてみたいところ。言わずと知れた野生のニホンザルが生息している有名な山だ。その昔、サルの被害に頭を痛めた地元民が餌を与えたことから始まった。今でもサルを柵で囲っているわけでもなく、自然に生息しているサルに餌を与えているだけだ。8:30の開園から17:00の閉園までサルは一日中見ることはでき、餌まきは30分毎に行われている。午後2:00~3:00頃であれば別のサルの群が山から下りてくるため群が入れ替わる光景が見られる。サルを知り尽くした動物公園のスタッフが『ボスザルはあれで、この小猿はいついつ生まれた、先頭切ってキャーキャーおしゃべりしながらやってくるのは婦人会のメスザルだ』など面白おかしく解説してくれるので結構飽きない。隣接した海側には大分マリーンパレス水族館「うみたまご」もあり家族連れにお勧めのポイントだ。自然動物園と水族館共用の駐車場が国道より海側にあるので大分市側から向った場合、右側の車線に入って運転していたほうがいい。
 昔豊後国の中心だった大分市は案外と歴史を感じる場所が多い。大分で有名な石仏や渋さのにじみ出ているお寺などがいくつか点在する。歴史の散歩道として標識なども整備されているので足に余裕のある方は探訪してみるとよい(
歴史の散歩道紹介文案内地図)。大分駅の南側1.5kmほど行った一帯だ。ゆっくり歩いて1時間30分ぐらいだろう。
 大分市から車で20分ほど山に入ったところにあるが、
柞原(ゆすはら)八幡宮の南大門にみごとな彫刻が刻まれている。さまざまな聖人や動物・花など壁天井いたるところに彫られており、一日中見ていても飽きないとのことから「日暮らしの門」ともよばれている。神社仏閣の彫刻に興味を持っている方にお勧めだ(地図)。

●大分市への交通 :◆福岡市内から約150km車で2時間(大分道利用 大分インターOUT) ◆北九州市内から約120km車で2時間(宇佐別府道・大分道利用 大分インターOUT) ◆大分空港からバスで1時間(30本/日 時刻表検索)、ホバークラフトで25分(15本/日 時刻表
大分駅から会場の大分市営陸上競技場までは大会側がバスを準備している。大分駅発08:30、帰りの競技場発は15:30・15:45・16:00。
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別府大分毎日マラソンの紹介


●コース概要 : 参加資格にフルマラソンで2時間40分の記録を必要とするハイレベルな大会。大分・別府両市間の国道と県道を利用した平坦なコース設定となっている。半分は大分市街地を贅沢に走りまわる。道幅も広く見通しも良い。コース全般に渡りほぼ完全に車両の通行をSTOPしているが、大分市と別府市を結ぶ別大国道ではトップグループを除いて三車線中一車線は車が通る。
 大分市営陸上競技場をスタート後、市街地より海側の県道を別府とは反対方向へ5kmほど走る。日本の街路樹100景にも選ばれた並木が分離帯に続く、片側三車線の平坦で一直線の道だ。メディアや大会関係の車両・白バイなどが選手の横を列を成してゆっくり走る。国内マラソン四大大会のひとつに参加していることを肌で感じる場面だろう。5km付近で一旦折り返した後、市街地を走る国道へと入っていく。応援も多く、オフィスビルや府内城跡の横を走る。
 13km付近からが風で有名な海沿いの別大国道となる。海から急速に切り立った高崎山が西側にデンと構えているため、北西の季節風が吹くと風の通り道となってしまう。建物などの遮るものがないので冬型の気圧配置のときは風に対する覚悟が必要となる。13km付近から高崎山と海に挟まれた別大国道を6kmほど走ると次第に別府市街地に入っていく。25km付近の別府港前を折り返す。全体の中での自分の位置が見えてくるだろう。北風の季節風が吹いている日はここから追い風へと変わる。復路も同じ別大道路を走るのだが往路は感じなかったわずかな上りが気になるかもしれない。高崎山動物園前の青色三角ブリッジを過ぎた32kmから約3kmの区間、ゆるやかな波長のアップダウンが続く。上りと言っても200~300mの長さなのであまり神経質になるほどではない。また、別大国道は車が100kmのスピード出しても気持ちよく走れるように(?)カーブにはバンク角が設けられている。初めての選手や膝・足首に故障を抱えている選手には若干走りにくく感じるかもしれない。大分市に再び入る頃には残り5kmを切る。関門が厳しく、ゴールに近づくほどに参加選手の顔が苦痛に歪む。その姿を見ている沿道の声援はゴールに近づくほどに力強くなるのを感じるはずだ。

●大会の生い立ち : 戦後間もない昭和27年,ヘルシンキ五輪開催の年に第一回大会が開かれた。長い年月世界大戦の渦の中にいた日本はこのヘルシンキ大会から念願のオリンピックへの復帰を果たした。マラソン代表候補の14選手が別府市で合宿を行っている最中の第1回大会で、オリンピック候補に挙がりながら大戦によりその舞台に立てなかった大分県出身の池中康雄氏の熱い思いで実現に至った大会だった。当時は別府駅前をスタートし、『別府マラソン』の名称がつけられていた。路面電車の線路脇や田園風景の中を走り、三輪自動車が伴走を行った。1回大会は35kmの距離で競い、完走者は14名。翌年の2回大会からはフル42.195kmが導入され、優勝タイム 2:29:05の記録が残っている。第33回大会(昭和60年)からスタート・ゴール会場が現在の大分市営陸上競技場に変更される。
 優勝者リストには、4回優勝の君原健二、2回ワンツーフィニッシュの宗茂・宗猛、他にも谷口浩美・児玉泰介・森下広一など名だたる名選手が列挙される。34回大会、初マラソンだった谷口は、会場到着からスタートまでやるべきことを書いたメモを持参するなど極度の緊張感の中スタートを切ったと言う。40回大会、森下は当時マラソン選手の憧れであった中山竹道とデットヒートを繰り広げ、39km過ぎ中山に『行ってもいいぞ』と声をかけられスパート、バルセロナ五輪での銀メダルへとつながる会心のレースを演じた。
 現在大会を支えているスタッフ・ボランティアは1000名。テレビ放映され華やかなイメージがあるが、多くの大分県民の理解と助けにより成り立っている大会と言える。(文中敬称略)

参考:【疾走50年 別府大分毎日マラソン ~毎日新聞社~】
 

●温泉・銭湯 : ◆あたみ温泉 大分駅を出て左(別府方向)へ歩いて2分、自転車置き場の前。銭湯風 300円 ◆新湊温泉 競技場の前の県道を別府方面へ走り国道3号線と交わる直前の海側、フェリーターミナルの目の前 競技場から車で10分程度 ちょっと狭い(7~8名でいっぱい) 300円 Pあり ◆アサヒ温泉 競技場から米良有料道路を通って大分道に乗る人に便利。競技場から車で約10分、県道685号沿い。390円 Pあり   大分市内の温泉一覧はこちらを参考に

●エイドステーション : 水・スポンジ

●2005年大会記録
参加人数 フル   
: 253名(申込み)完走165名

フル

総合順位

男性

1位

2:09:58

2位

2:11:36

3位

2:11:48

4位

2:12:48

5位

2:13:14

6位

2:13:16

7位

2:13:26

8位

2:13:34

9位

2:14:18

10位

2:14:45

※ 5km毎のラップタイム一覧は大会公式HPに掲示あり

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