いぶすき菜の花マラソン
(指宿菜の花マラソン)
毎年1月開催



【【 いぶすき菜の花マラソン公式 HP 】】
大会開催要項 (ランナーズHP大会ガイド)
指宿観光案内 (指宿市観光協会 HP)
リクルート【指宿・知覧】 見る情報遊ぶ情報

指宿市の紹介

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                  ~ 菜の花香る湯煙の里 ~

●薩摩・指宿の歴史と伝統 : 薩南一帯は火山活動の影響を長い間受けてきた。5700年前、マグマ水蒸気爆発によってできたカルデラに池田湖が誕生し、その後のマグマの噴出で円錐形の開聞岳が姿を現した。以後開聞岳は弥生時代から平安時代にかけて噴火を繰り返し最後の噴火は平安時代であり、山麓の集落を埋没させた。菜の花マラソンコース35km地点の円形の山川港も水蒸気爆発により誕生したものだ。一連の火山活動により、薩南一帯には火山灰や小さな噴出物が体積し、いわゆるシラス台地に覆われた。保水力がなく雨水がしみ込みやすい農業には不適な土地であるため、干ばつに強く水はけの良い土地で甘みが増すサツマイモの栽培が広まった。イモを原料とした焼酎が造られたり、サツマイモを餌とし旨みが増す黒豚が飼育されるなど、シラス台地は薩摩の産業に大きな影響を及ぼしてきた。
 指宿は古く 『湯豊宿』 とも書かれ、畑・磯などどこを掘っても温泉が湧くと言われてきた。名湯としても名高く、代々の薩摩藩の島津藩主もたびたび訪れた。300年とも言われる指宿の砂蒸し温泉の歴史。昭和に入り医療としての効能を求めて農閑期には全国から多くの湯治客が訪れた。昭和30年代になると、旅行ブームに乗って温泉観光地として急速に発展し旅館・ホテルがたくさん建てられ大いに賑わった。
 昭和40年代に、南国ムードづくりの一環としてアロハシャツの着衣の試みが始まる。現在では、全市的にアロハ・ムームーを市民の夏のユニフォームとして園児から市役所・職場での着用を推進し、南国ムードを高める試みが広がっている。

●指宿周辺の産業・名産品 : サツマイモ、オクラ、ソラマメ、びわ、観葉植物、かつお節、かつお生節(しょうゆ・みそ味)、お茶(知覧茶)

●指宿周辺散策 : 温泉郷として歴史のある指宿。市内にも数多くの湯船がある。そんな中でも、普通の温泉の3倍の効能があると言われる砂蒸し風呂は是非体験してみたい。砂の重みがなんとも心地いいが、結構お尻が熱くなる。【砂蒸し会館・砂楽】【山川温泉】で入れる。走る前より後のほうがいいだろう。
 家族連れであればチンパンジーショーが楽しい
長崎鼻パーキングガーデンや冬でもいろんな花が咲き乱れるフラワーパークがお勧め。双方隣接しており、市内から車で20分ぐらいだ。
 戦時中、激戦の沖縄海域へ向かう特攻隊の最前線基地があった知覧は比較的近い。池田湖から指宿スカイラインに続く県道の頴娃(えい)インターから10kmぐらいだ。
知覧特攻平和会館には特攻隊に関連する資料が展示されている。特攻隊員の家族へ宛てた手紙や遺書・絶筆が並んでおり、自ら志願して身を投げ打った二十歳そこそこの若者の気持ちはどのようなものだったのかと考えさせられる。 また、江戸時代、薩摩藩の外城のひとつだった知覧には武家屋敷群が大切に残されている。知覧港がその昔、琉球王国と大和国の間の交易の合流点だったことで、これらの屋敷は琉球の影響を受けていると言われる。実際に見るとその雰囲気は感じる。どの屋敷にも美しい庭園が残されており、見学が可能だ。歴史を感じる静かな空気の中、食事がとれるところもある。心を落ち着けることができ、ゆったりとした時間が流れる場所としてお勧めしたい。ゆっくり見学して60分ぐらいだ

●指宿への交通 :◆鹿児島市内から約50km車で1時間、◆福岡市内から約320km車で4時間30分(九州道・指宿スカイライン利用)、◆宮崎市内から約210km車で3時間(宮崎道・指宿スカイライン利用)、◆鹿児島空港から指宿駅まで指宿・山川行きバスで1時間35分(14本/日)、 ※なお、大会当日に会場と指宿駅をバスで往復してくれる(帰りの会場→指宿駅は15分毎に出発)
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いぶすき菜の花マラソンの紹介


●コース概要 : アップダウンが最後までまんべんなく続く走り応えのあるコース。13km付近に前半の峠があるが傾斜はさほどきつくはない。きつさでいうとやはり後半、長い峠道はないが中間地点を過ぎてから傾斜もさまざまなアップダウンが断続的に続く。35km過ぎ最後の海沿いの上りは結構こたえる。中間地点までは飛ばしすぎず少しセーブするというマラソンの鉄則を守ることが重要、さもないと後半のアップダウンでは疲労で集中力が途切れてリズムに乗れず必要以上にスピードダウンを強いられる。練習で走り込んで来ないと記録が出にくいコースである。晴れれば15度ぐらいまで気温は上がるが天候が冬型になって雪が降ったこともある。薄着で臨んで後半ペースダウンすると体温が下がりけいれんが起こる可能性もあるので注意を。
 コースの方はスタート後、指宿の街を抜けその後畑が広がる中を走る。この一帯は火山でできた土地であるためなだらかな地形で川が少なく、田んぼより畑が広がる景色だ。13km地点の前半の峠を越えると左手に視界が開け、下に池田湖、その向こう側に薩摩富士と呼ばれるこんもりとした開聞岳を望むことができる。15km付近池田湖畔では応援も賑やかで満開の黄色い菜の花畑もコース沿いに見ることができる。18km付近では真正面に開聞岳の全貌を望み、広々として最も景色のよい地点、気分も乗ってくるはずだ。その後、断続的にアップダウンが続き、35km過ぎの山川港横の1kmの上り坂がクライマックスだ。急とまではいえない坂であるが、とにかくむちゃくちゃキツイ。ここを越えると指宿の街中へと入っていき、応援も賑やかになってくる。競技場の側にそびえ立つ魚見岳が目印になるためゴール地点がイメージしやすい。コース内では私設エイドも所々登場し選手を励ましてくれる。すばらしいコース景観もさることながらエイドを手伝ってくれてる人々も元気があり各集落の声援も明るい。温暖な気候のこの地方の人々の明るさが随所ににじみ出てくるホットな大会である。

●大会の生い立ち : 始まりのきっかけは1月の指宿の寂しさだった。南国と言えど冬の1月は観光客も減り、街中が寂しくなる。ある旅行業者から、1月に指宿でマラソンを始めて観光客を少しでも多く誘致しようと指宿市に提案があった。早速コースの開拓が始まった、昭和56年のことだ。薩南の雄大な自然を満喫してもらおうと第1回大会からフルマラソンを設定し、コースも現在と同様のルートで固まった。最初から5回大会までは池田湖畔をスタートし長崎鼻・指宿市街と走った。6回目からは指宿市営陸上競技場スタートとし、山川町・開聞町・池田湖と現在と逆のコースを走っていた。しかし、ゴール直前に発生する国道横断で長時間にわたって交通に障害が発生したため、程なく現在の反時計回りのコースとなった。
 第1回大会の参加者は、10km・フル合わせて約300名。以後、年々倍増し、第11回大会(平成4年)のとき1万人を越えた。現在は毎年1万~1万3千人で推移している。人気が落ち込んだというよりは ”鹿児島市はじめ九州各地、福岡からも車でいらっしゃる選手が多く、駐車施設はいっぱいの状態” というスタッフコメントのように、キャパシティの問題のようだ。大会当日も会場に通ずる道路はスタート直前まで渋滞がなくならない。目指す大会はホノルルマラソンのようなたくさんの人が集まり皆が楽しめるお祭りのような大会ということだ。願うまでもなく既に長い歴史の間に、スタッフ・ボランティア・指宿市民・選手みんなの手によって楽しい雰囲気のお祭り大会に仕上がっている、そんな印象を受ける。九州の最南端の街に人が殺到し大渋滞を巻き起こすことがそれを物語っている。いたるところに咲いている黄色が鮮やかな菜の花もホノルルにはない 指宿にかかせない存在だ。日本的で雄大な景色、菜の花咲く明るい雰囲気によって、晴れ晴れとした気分で楽しく走ることができる九州でも指折りの人気大会である。

●温泉・銭湯 : ◆休暇村指宿 選手無料。会場である市営競技場から筋肉痛の足でも徒歩15分だが、競技場横の体育館裏からバスが出ている。ピストン輸送なので待つ時間は少ない。  ◆温泉郷である指宿市内にはたくさんお風呂があるので観光協会のこちらのページを参考に。競技場から温泉街に向かう道はランナーが走ってくるため裏道を通る必要がある。タオル・石鹸持参であれば、砂蒸し会館【砂楽】近くの湯元の湯などは硫黄臭さが温泉らしくてグー、しかも安い(200円)、やや古めで穴場的湯船。

●エイドステーション : 水・スポーツドリンク・バナナ・さつまいも・氷砂糖。  他私設エイド開店。

●2005年大会記録
参加人数 フル   
: 10576名

フル

総合順位

男性

女性

1位

2:32:48

3:15:31

2位

2:36:4

3:16:13

3位

2:36:13

3:18:57

4位

2:36:43

3:21:15

5位

2:36:51

3:21:51

6位

2:39:08

3:23:17

7位

2:39:51

3:24:36

8位

2:41:29

3:25:37

9位

2:41:49

3:26:40

10位

2:43:12

3:27:31

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